公開委員会『経営委員会が贈る。知らなきゃ損する話「相続と登記義務化~株式を添えて~」』を開催しました
2022.10.27
令和4年10月27日(木) 下関商工会館にて『経営委員会が贈る。知らなきゃ損する話「相続と登記義務化~株式を添えて~」』を開催しました。
2024年に義務化される「相続登記」と、事業承継上問題となる「株式の相続」の二つの内容を学ぶ目的で経営委員会が企画し、宇都宮会員と内田会員が講演を行いました。
青年部には二代目、三代目というメンバーも多く、いずれ必ず関わる事になる相続と事業継承について法的な見地から学びました。
前半となる「相続登記」では現状、国内の相続手続きにおいて抱えている大きな問題点や、相続登記義務化によって何が変わるのかを宇都宮会員がわかりやすく説明しました。
国内の所有者不明の土地が『九州全土の面積を上回っている』という事実、そしてそれが20年後にはほぼ倍の北海道の広さをも超えるという信じがたい状況にあるという話は、義務化に踏み切る理由として十分すぎるほど重たいものでした。
後半の「株式の相続」においては、より専門的な内容として法人の事業承継を行う際の注意点を内田会員が説明しました。
被相続人の間で一人がもらい過ぎている場合は金銭トラブルが起こりやすく、それが株式となるとその価値によっては高額になる場合があること、そして株式では一つの権利を綺麗に半々で割ることができないため相続人同士で揉めると必要とされる条件が満たされず株式の権利が行使できなくなるなど、一般的な相続には見られない様々な問題点に対して知識を高めることができました。
この度の公開委員会では、経済活動において避けて通れない相続問題に向き合うと同時に、『いざという時には専門職のメンバーがいる』というYEGの強みを改めて感じることができました。
経営委員会のみなさまお疲れさまでした。